弁護士 山崎省吾

昨日は徳島県消費者協会総会でした。写真は弁護士・NPO法人ひょうご消費者ネット副理事長の山崎省吾さんの講演を聞いているところです。

消費者センターができたのは神戸が一番早く、国民生活センターよりも早かったそうですが、今では徳島が一番進んでいるとか。消費者行政が進むか退行するかは、人によるとか。

今消費者庁で法律を作る上で問題になっていることは、社会生活上の経験が乏しいことに乗じて、という文言を入れるか入れないかに関してなのだとか。この文言を入れることにより、法律が骨抜きになるのだとか。たったこれだけの文言で何日も議論を重ねているのだとか。こういう努力によって私たちは守られているんですよね。

賢い消費者とは→だまされない消費者。しかし無理。先物取引の悪徳業者をとっ捕まえた時の業者の捨てぜりふは、「今度は山崎先生をだましてやる」だったとか。

強い消費者とは→泣き寝入りしない消費者。強い消費者になりましょう。というのが結論でした。

米国の消費者団体は300万人の会員がおり、年間3億円の収入があり、ドイツ・フランスは年間300万ドルの収入があり、イギリス・オーストラリア・韓国も消費者団体が強い。消費者団体が強く政治家も出すようにならなければ、消費者行政は貧弱なままなのだとか。

徳島県には適格消費者団体がない、どうすれば団体を作ることができるのかヒントがほしい、という質問には情熱と努力だとか。飯泉知事の時代に作りたいのだけれど、努力してみませんか。

官僚は縦割りで無責任、1回でできることを3回に分けてするとも言っていました。おそらく官僚は抜き足差し足で進むからでしょうね。どこに落とし穴があるかわからない。そういうことを一番よく知っているのは官僚かもしれません。

大変良い講演でした。

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2018年5月19日 | コメント/トラックバック(0) |

カテゴリー:ブログ

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