遠因

白地・八幡寺の門前にあった立木です。面白い穴がたくさんあったので、白地城へ実地研修に行った時、写真に収めました。

今日の朝日新聞に、東北大震災でトモダチ作戦に参加した米兵が「被爆」し、髪の毛が抜け、体重が10㎏以上激減したのだと書かれていた。福島県民でさえ、それほど重大な被爆を受けていないのに、たかが友達で、それほどの被害を受けたとは思えない。彼らの経歴を徹底的に調べる必要がある。

佐伯啓志氏が、そもそも「平和」とは何か、というコラムで次のように書いている。

欧米における「平和」とは、多くの場合、ある「覇権」を前提とし、そのもとでの秩序形成や、あるいは覇権争いの結果としての勢力均衡を意味することになる。

氏は、欧米における、ではなくて、日本も米国の覇権に組み込まれていることを知っているはずである。日本には米軍の施設が132あり、そのうち沖縄には33施設がある。米国の覇権が少しずつ後退しているという時期にあって、沖縄から普天間基地の1つくらい撤退してもよいのではないかというのが護憲派の意見である。

前線基地としてソ連の核攻撃という脅威にさらされながら、冷戦時代から日本は132もの施設を米軍に提供してきた。それだけでも、十分米国の同盟国として貢献しているというのが護憲派の考え方です。これ以上の貢献を望むならば、米軍基地の1つや2つは返してほしい、というのが護憲派の考え方です。

氏は、日本人自身が自分たちの国を危険な国と必要以上に強く認識している点です。長い歴史の中で日本が危険なことをしたのはほんの短い期間であり、しかもそれはヨーロッパの帝国主義のさなかの出来事であった、とも書いている。

私は、江戸幕府が滅亡した遠因は、大逆事件にあったと思っている。日本だけではなく、反対者を処刑するのは世の常、日本人は歴史的に見ても、法外なほど好戦的で残虐な性癖を持っているとは思っていないが、集団化しやすい、同調しやすいという独特の欠陥を持っている。護憲派はそれが、この先日本を滅ぼす遠因になるのではないかと危惧している。

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2015年10月2日 | コメント/トラックバック(0) |

カテゴリー:ブログ

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