ウルトラ・ダラー

今日は朝のうちに気になっていた事柄を片付けた。コンビニに行き、母の残した借金を支払い、銀行に行き、パソコン通信の支払いを済ませ、友達2人に会いに行き、次回薬草協会の予約をした。

帰って、ウルトラ・ダラー 手嶋龍一 2006年発行 の本を読み上げた。読みにくい本で、読み上げるのに数日かかった。

私は以前からウルトラ・ダラーは北朝鮮が計画し、作ったのではなくて、北朝鮮は目の前にぶら下げられたニンジンに飛びついただけだと思っていた。北朝鮮にそれほどの主体性があったら、北朝鮮はもっとましな国になっていたはずだと思っている。私の仮説が正しいのか間違っているのか、そういう視点で読んだ。

アメリカ造幣局に紙幣の用紙を独占的に供給してきた名門企業、ノートン社の紙を使っていること。北朝鮮がこの紙を単独で手に入れることは不可能に近い。北朝鮮だけではなく、欧米でも日本でも、中国でも不可能だと思うが、CIAならばできるかもしれない。

日本から1960年代の末に7人の若い印刷工が拉致されていること。当時の北朝鮮にそれだけの情報収集能力はない。せいぜい、1960年代末をまねて、1970年に横田めぐみさんのような子供を拉致する程度である。

ウルトラ・ダラーを捜査した人々が、CIAではなく、米国の小さな情報機関だったことである。彼らの告発に、CIAなどは沈黙したままだった。

北朝鮮は日本の拉致被害者を返す時、アメリカとの交渉を強く望んだ。北朝鮮にとっては、急に梯子を外されたわけで、狐に包まれたように感じたのだろうと思う。また、今までの経験から、アメリカが何とかしてくれるだろうと思ったかもしれない。

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2014年6月11日 | コメント/トラックバック(0) |

カテゴリー:ブログ

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