朝日新聞の書評

この写真も2016年の美郷の梅まつりの写真です。古い写真だから了解はいいよね?友達の名前も忘れました。

11月8日の朝日新聞の書評、

①.食権力の現代史、藤原辰史さん、ナチス「飢餓計画」とその水脈

レニングラードの戦いでは、街を包囲して食料の流れを止めた結果、500万人が餓死したとか。

イギリスの海上封鎖によって76万人以上のドイツ人が餓死したとか。

ベトナムで枯葉剤をまいたアメリカの狙いは農業の破壊だったとか。

そして今のガザ地区住民の飢餓

それとは別に、米軍のケムトレイル散布は天候だけではなく、農業及び食料の破壊でもあるとか。農産物及び海産物にアルミニウムが取り込まれ、アルミニウムは認知症の原因にもなるとか。重金属が含まれているという情報もある。ケムトレイル散布している人は、自分に帰るという想像力が働かないのだろうかと不思議である。

⑵.他にも、ホームレス文化、ロバのクサツネと歩く日本、小川てつオ著、高田晃太郎著

やりたくない仕事に多くを費やされず、好きなことをしている、今の私と同じではないかと思ってしまいます。ホームレスのような厳しい生活はできないが、固定観念を緩め、何があろうと何とかなるという自信と開放感が今の私にはある。ゴミやもらい物を工夫して調理し生活している。今の私の生活は豊かなのだと実感する書評でした。

③.インド映画はなぜ踊るのか、高倉嘉男著

無私と邪悪と暴力と荒ぶるシヴァ神、まるで羅生門の世界が現代のインドにはあるのだと思った。インド映画の現実の外側で生きている自分には関係のない話かもしれないが、現代にはそういう側面もあるという意味で参考になった。

④.民主主義の躓き・小倉允夫著、ファシストたちの肖像・マイケルマン著、記者は天国に行けない・清武英利著

3つの書籍共に現代社会の危機を反映している書だと思う。「権威主義やファシズムの足音を、そして砲弾や軍靴の音を、かき消すべく努力する」ために「戦うしかない」と思っている多くの人がいる。

日本のファシズムは権威主義に収斂していく東欧諸国の事例に近いという指摘、前世紀の他人事として片付けられない問なのだとか。

相打ち覚悟で腐敗にメスを入れる、そういう政治家が1人では足りない、10人、20人と出てくれば、日本も変われるのだが。

いや今の政治、どの国を見ても、マフィアと金と暴力の混在した社会のように見える。10人、20人では足りないかもしれない。

⑤.世界最高の辞書を作った名もなき人びと、サラ・オーグルヴィ著

オックスフォード英語大辞典が無数の一般読者の協力によって支えられていた、特に用例を送り続けた無名の女性たちの存在を知って驚いた。

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2025年11月9日 | コメント/トラックバック(0) |

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